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この10年位のあいだに、何度かライブに出演しましたが、
もともと、どちらかというと人前に立っても緊張しない性格で、
『緊張してしまって困る』ということはあまりなかったんです。
ところがライブでの失敗を何度も経験するうちに
本番への心配事や恐怖心がふえていき、
気がつけば、舞台でめちゃめちゃ緊張する人になっていました。
それでも、ときには
「ぜんぜん緊張していないように見えるね!」
と言われる時もあり、不思議に思っていたのですが、
そう見えるときには、いくつか条件とポイントがあることが最近わかってきました。
こんにちは。りーこです。
先日の配信ライブまでの約2ヶ月の練習期間で、いま一度再認識した事があったので、
かっこよく「緊張と発表に強くなる方法」としてまとめてみます。
あなたの人生で、きっと今すぐには役に立たないかもしれませんが、
いつか役に立つかもしれません。
そういう気持ちでどうぞ (笑)。ヒャーウィーゴー。
<もくじ>
1.緊張に勝つ方法について
2.ぬけ感とはなにか
3.ぬけ感をつくるための4つの条件
4.【おまけ】それでも緊張が始まったときのおまじない
ーーーーーーーーーー
1.緊張に勝つ方法について
ライブ中について、わたしはずっと緊張したらいけないものだと思っていました。
緊張すると、交感神経というのが働いて、
たとえば鼓動が早くなったり、いつもより喉が乾いたり、お腹がゆるくなったり、思う通りに体が動かずに手足や声が震えたり、、、いろいろ不具合が起きます。
それってかんたんに言えば、緊張するとライブが失敗しやすくなるということですよね。
セリフや歌詞が飛んだり、思いもしないミスを連発するのは、緊張してしまうのが悪いことだからだ。と思っていました。
だから、緊張しないようにするにはどうしたらいいのか、ずっと悩んでいました。
ところが、緊張しないことに神経を集中していると、それより重要なことを忘れがちです。
それは・・・
あくまで、必要なのは「ライブそのものの成功」だということです。
ライブの成功がどんなものかは人によって違いますが
わたしは、
「お客さんが演奏おわりに喜んで話しかけてくれる瞬間」に
成功したかも!! と思うんです。
とくに、お客さんが期待していたよりもライブの内容が良いと、驚きとともに感想を伝えに来てくださったり、喜んでCD買うよと言っていただけたりします。
演者にとっても、お客さんから予想外の反応をもらうと、びっくりしますし、とても嬉しいです。
結局、演者が緊張しているか、緊張していないか、というのはお客さんにとってはそこまで問題じゃないんですよね。
つまり、ライブの成功は「お客さんの満足度」によるということ。
そして演者がお客さんの予想を超える良いパフォーマンスが出来たかどうかが、成功か失敗かを決めるということになります。
ということで結論!
緊張に勝つ必要はありません!!
わたしなりに緊張に勝つとはどういうことか定義しなおしてみると、
「緊張に勝つというのは、緊張しないことではなく、
緊張・不安を感じながらもパフォーマンスできる状態になること。」(りーこ)
これを目標にしてしていくべきです。
そういう考え方に変えると、セリフや歌詞が飛んだりするハプニングも、不思議と減りました。
とはいえ、考えを変えただけじゃ、お客さんの期待を超えられるかどうかわからないし、
なにより緊張したまま過ごすことに変わりはないっていうことですよね。
それってけっこう不安・・・。
でも大丈夫。
これから説明する「ぬけ感」の精神があれば、ライブ自体の失敗への不安が解決できます。
2.ぬけ感とはなにか
激しさがあっても、背負っているものがあっても、
それを表には露骨には見せないことをカッコイイとする美学。それがぬけ感。
本気でやっているにもかかわらず、気負いがなくて
見ている人に安心感を与えるというのが、
「ぬけ感」の目標地点です。
わかりやすく言うと、
たくさん勉強していても「おれ今回、全然勉強やってないんだよね」って言う
中学生の美学みたいなことですかね。ちょっと違うか。
緊張しているけれど、少ししか緊張していないように見える、
そんなバランスです。
ぬけ感があるとなにがいいか。
メリットは2つあります。
まず、かっこよく見えます。
自信があるからリラックスしているんだな、そんなふうに映ります。
プロみたいに見えます。
つまりカッコイイってことです。
次に、緊張を隠しているうちに、本当に緊張がなくなるという点です。
ぬけ感の正体は演技です。
緊張を表に出さないために、
最初は「緊張していない演技」をします。
ところが、気づいた時にはぬけ感が緊張を追い越して、
本当にリラックスしてくるのです。
メンタル弱い人にはとても役に立ちます。
チャンスを見逃さず、最大級のちからを発揮できます。
するとあなた自身の期待をも超えるパフォーマンスが出せます。
きっとお客さんにも満足していただけますよね。
ただし、ぬけ感はある条件を満たさないと発揮されません。
ここが最近わかってきました。
そんな「ぬけ感」をつくるための条件を4つ以下に書きます。
3.ぬけ感をつくるための4つの条件
【1】 本番の2週間以上前から、集中して発表の練習ができていること。
【2】 練習期間中に、会場の雰囲気、当日の電車、どんな人がいてどんな話をするのかなど、思いつく状況をざっくりとイメージする。
自分に「うまくいったらどうしよう!」と問いかけてください。
「もし、うまくいったら、あんなことになって、ああいう言葉でほめられちゃったりして!ふふふ!」
って感じで、実現しそうになくてもいいので、ポジティブに妄想をします。
どうしても場所のイメージが思い浮かばないなら、当日までにその場所へ行ってみましょう。
【3】 本番の日に、もう一度イメージの微調整をする。
前日までの練習や、ポジティブな妄想を経て、当日をむかえました。
いざ当日になるとよりリアルに目の前に本番の再現イメージが見えてきますね。
そこで、イメージの微調整をします。
前日まではいいと思っていたことが、当日になると「違った」と気づくこともあります。
2時間くらい前までにもう一度、細かい部分まで目をつぶって頭の中で再現してみる必要があります。
【4】 安心の直前練習をする。
脳はストレスを感じると、そこを逃れようと関係ないことを考えるそうです。
現実逃避というやつです。
緊張していると、発表と関係ないことが頭に浮かんでくるという経験をしたことはないですか?
すると目の前のことに対する集中力がなくなり、直近に覚えた記憶しか出てこなくなりがちです。
そんなとき必要なのは、直前の練習です。
本番当日が午後の発表なら、午前中に練習します。
新しいことを詰め込むというより、
思い出しを中心にして、本番をシミュレーションします。
いままでやってきたことを思い出す時間なので全力でやる必要はなく、
軽くおさらいをしてみよう、という程度で十分です。
ですが、これをやるのとやらないのとでは安心感が全く違いますので、重要です。
この時に、【3】の「イメージの再調整」も一緒にやるのがいいでしょう。
4.【おまけ】それでも緊張が始まったときのおまじない
いざ緊張が始まったらどうするか。
とっておきのおまじないを共有します。
これは以前Twitterでタイムラインに流れてきた情報で、
すごく良くてずっと実践してるやつなんですけど、
不安を感じたら、胸とお腹に両方の手のひらをそれぞれ当てて、
お腹に当てた方だけで呼吸してみてください。
首とか顔の方に意識が上がってくると呼吸が浅くなるそうですので、
なるべく下っ腹だけで呼吸し、重心を下に下に下げるよう意識するといいです。
「鼓動が早い」「いつもより早く喉が乾く」
「思う通りに体が動かない」「下痢になった」
などの症状が出てくれば、緊張が始まった合図です。
あ、緊張が始まったな、と気付いたら、この呼吸をしてみてください。
そして落ち着いたら、またポジティブな妄想をしておきましょう。
「あんなことになって、うれしい言葉でほめられちゃったりして!ふふふ!」です。
以上、発表に強くなるコツや条件を書いてみました。
「じぶんは練習してきたんだ!」という自信が一番の特効薬ではあるんですが
それでも不安なときは、おまじないを試してみてください。
年齢を重ねると人前に立つ機会も増えますよね。
ライブに限らず、あらゆる不安な場面を乗り切る技ですので、
人前で緊張しそうな時には、もう一度この記事を読み返してみてくださいね〜〜!!
ということで今日はここまで
いつも読んでいただき、ありがとうございます。^^ —☆
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